Our Proposal

トラブルだって怖くない!


「もめごと」「争議」「紛争」など「トラブル」といわれることの大半は、人間関係の縺れや蟠りによるものであり、多くが人と人との感情問題です。 もちろん誰もが「避けたい」ことであることは間違いありません。では他人のトラブルなら如何でしょう?例えば友人からの「今イジメを受けてるんだけど・・」などと相談を受けたら?、その現場に遭遇したら・・・? 適切に対応出来ているでしょうか。人任せ、どっちつかず、煩わしいなど「避けて通る」傾向が蔓延しているのではないでしょうか。 若者の離職の原因はこれまた大半が人間関係といわれます。無理ありません。「皆んな仲良く」「喧嘩はダメ」と言われ続けながら、競い合いと弱肉強食社会の只中に、一気に無防備に投げ込まれる訳ですから。イジメ件数は増え続け、皆んなが何とかしなくては!と思いながら、皆んなが(心では)関係者になりたくないと思っています。優しくあって不安な社会、出来る限り傷つくことを避けようとする気配り社会。絆とか思いやりとかが大切に言われながら、違いには意外と不寛容で、画一化された掟を強要する側面もあり続けるように思えてなりません。 今社会全体が人と人がぶつかり合うことへの「怖れ」で溢れています。大人たちもこれまでの価値観が通じない若者たちの出現に不安感や「怖れ」を抱いています。「多様化」が進むにつれて、これまでの既成の枠では対応しきれない問題の数々に、皆んなが苛立ち、不安になり、対応できなりつつある時代がやってきました。 私たちはこの「怖れのサイクル」から脱し、新たな方向づけをしなくてはなりません。争いぶつかり合うことへの怖れ、それは当然のことですが、ぶつかって違いを乗り越えて、成長し発展するというのもこれまた真実です。自分だけでは乗り越えられないと思うとき、誰かの支援を受けたり、また振り返ってああすれば乗り越えられたかもと気付いたり、「トラブルから学ぶ」体験をもって、人は成長していくものだと思うのです。 私たちは「トラブルから学ぶ」ことをが欠け落ちてしまった社会に、トラブルを怖れず→トラブルと向き合い→より良いトラブル解決を競い合う、新たなステージを作り出したいと取り組んでいます。 私たちの活動のきっかけは、年米国ハワイ州で見た中学生たちのワークショップです。彼らは年に一度、NPOの主催するワークショップに集い、自分たちが取り組んだ仲間同士のトラブル解決の事案を発表する場をもっていました。トラブルは自分たちの手で解決するという前提で、そのより良い解決について学びあっているのでした。仲間同士もぶつかり合うことはあって当然、その違う意見を中立的立場でもって話し合いを促しながら解決していこうという取り組みがなされているのでした。仲間(Peer)で調停(Mediation)を行なって、争いごとをなるべく早く、その場でもって解決するこの取り組みに興味を持って、日本にも導入してみたいと思ったのが出発です。 プログラムは、体系的であり、学びは段階的に工夫されており、実践的な題材をもとに組み立てられています。日本の教育現場で試行すること10年を越えて、私たちはこれを継続的に学びを深めてスキルアップしていくことができる教育体制を作り出しました。学校で、職場で、市民生活の中で、今もより良い学びの機会を多くの方々に提供できるよう、更に検討しながら進めています。 トラブルはあります。人間関係のイザコザはあり続けるといっても過言ではありません。でもそれを乗り越え、互いが譲り合ってより認め合う中で、新たな関係性を創り出して共同していくこともできると考えます。そのためには、ぶつかり合う意見を、「調停」して解決していくコミュニケーションスキル&システムをもってすることです。それが「PeerMediation」です。争い合いをWin-Win解決へと導くこの手法を啓発することが私たちの活動の中心です。

 



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